MTBFとMTTRで測るシステムの信頼性
4分06秒 | PM品質FE
基本情報技術者試験の頻出テーマを解説した音声コンテンツです。
トランスクリプト(字幕テキスト)
あなたが共有してくれた資料、今回はシステムの健康診断とも言える、えっと、2つの指標がテーマですね。 はい。MTBFとMTTRですね。そうです。早速ですが、ちょっとこんな質問から始めてもいいですか?ええ、もちろんです。 もし新しいスマホを選ぶとしたらですよ、10年間は壊れないけど、一度壊れたら修理に丸1か月かかる機種。ほう、10年。 それと、月に1度は固まるけど、1分で再起動して直る機種。さあ、あなたはどっちを選びますか? いや、これは究極の選択ですね。ですよね。でも、この問いの根幹に、まさに今日お話しするシステムの信頼性と保守性っていう2つの重要な側面が隠れてるんですよね。 そうなんです。この問題を考えるための、まあ、物差しになる指標がある、と。ええ。じゃあ、まず1つ目からいきましょうか。 はい、MTBF。日本語だと平均故障間隔。そうですね。これはシステムが故障してから次にまた故障するまでの平均時間、 つまり、どれだけ長く健康でいられるかっていう寿命みたいなものですよね。まさに。その例え、すごく分かりやすいです。 当然これは長ければ長いほうがよい、と。おっしゃる通りです。ここでの重要なポイントは、MTBFがシステムの信頼性を示す指標だということなんです。 信頼性。MTBFが長いシステムは、それだけ安定して動き続ける信頼できるシステムだと評価できるわけです。なるほど。 そしてもう1つの指標がMTTR。はい。平均修復時間ですね。これは文字通り、システムが故障してから修理が完了するまでの平均時間。 ええ。言わば入院期間ですね。こちらは短ければ短いほど嬉しい。そう、そうです。 このMTTRが示すのがシステムの保守性。保守性。つまりメンテナンスのしやすさ。ええ。 最初のスマホの例で言うと、修理に1ヶ月はMTTRが非常に長いケース。で、1分で直るはめちゃくちゃ短いケース。 まさしくそういうことになります。さて、この2つの指標を使ってシステムの稼働率というものが計算できるんですよね。 はい。資料にあった式は、稼働率イコールMTBF割るかっこMTBF足すMTTR。 うわあ、数式が出てくるとちょっと難しく感じますよね。感じます。一瞬うっとなります。 でも、これ考え方はものすごくシンプルなんですよ。ほう。分母のMTBF足すMTTRっていうのが、 要はシステムが動いていた時間と止まっていた時間を合わせた全体の時間です。ああ、なるほど、なるほど。 そして、分子のMTBFはその中で正常に動いていた時間。ということは、全体の時間のうちどれくらいの割合が元気に動いていたかを 示してるだけなんですか?その通りです。ただの割合なんですよ。いや、そう言われるとスッキリしますね。 はい。まとめると、MTBFは健康な期間で信頼性の指標。ええ。MTTRは修理にかかる時間で保守性の指標。 そうです。そしてこの2つからシステムがどれだけ頼りになるかを示す稼働率が分かると。完璧です。 いやあ、最初のスマホの選択がこのトレードオフを考えるすごく良いきっかけになりますね。 本当にそう思います。で、最後にですね、あなたに1つ考えてみてほしい問いがあるんです。お、何でしょう。 このMTBFとMTTRの考え方ってITシステムだけにとどまるものじゃないんですよ。と言いますと。 例えばあなた自身の仕事の進め方とか学習習慣に当てはめてみるとどうでしょう。おお、面白いですね。 一度に集中して長時間作業するけど、燃え尽きると回復に時間がかかるスタイルと、こまめに休憩を挟むけどすぐに作業に復帰できるスタイル。 うーん。なるほど。あなたの生産性における稼働率を最大化するのはどちらのバランスでしょうか。 いやあ、それは考えさせられますね。
このコンテンツは Web society で視聴・学習できます。