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5Gの燃費と乾電池で動くLPWA

4分25秒 | NW基礎FE

基本情報技術者試験の頻出テーマを解説した音声コンテンツです。

トランスクリプト(字幕テキスト)

さて今日はですね、IoTデバイスをつなぐ無線通信の話をじっくりとしていきたいなと思ってます。 はい。みんな5Gはすごい速い、って言いますよね。ええ、よく聞きますね。 でもじゃあなんで世の中のIoTデバイスがこう全部5Gにならないんだろうって、そういう疑問思ったことありませんか?ああ、確かに。 その答えの鍵が実はLPWAっていうちょっと聞き慣れない技術にあるんです。 まずそもそも5Gって何がそんなにスーパーなのか、そこから見ていきましょうか。 よく通信界のスーパーマンなんて言われますけど、その能力は大きく3つ。高速大容量、それから低遅延と多数同時接続ですね。 そうですね。で、多くの方が注目するのは最初の速さなんですけど、実はIoTの世界で本当に革命的なのはむしろ後ろの2つなんですよ。 ほう、後ろの2つ、ですか?はい、低遅延。つまり反応の圧倒的な速さ。 これはもうコンマ1秒の判断が命取りになる自動運転には不可欠ですし、なるほど。 あとは多数同時接続。これは例えばスタジアム満員の観客のスマホとか、街中の無数のセンサーが一斉につながるスマートシティの基盤になるわけです。 なるほど、自動運転にスマートシティですか。聞けば聞くほどなんだか万能に思えてきますね。 でも、それだけパワフルなら、やっぱりなぜ全部5Gにしちゃわないんでしょう?何かこう大きな落とし穴があるはずですよ。ええ、いい質問ですね。 実はスーパーマンにも弱点があるんです。弱点?彼の最大の弱点は、燃費がすごく悪いことなんです。 燃費、ですか?はい、ものすごいパワーを出す分、エネルギーも大量に消費してしまう。 だから例えば山奥のダムの水位を監視するセンサーみたいに、電源のない場所で何年も動かしたいっていう用途には全く向いてないんですよ。 ああ、なるほど。すぐに電池が切れてしまいますから。燃費、それは考えたことなかったんですね。 じゃあ、そういう場所はどうするんですか?そこで登場するのがもう1人の主役、LPWAです。 LPWA。Low Power Wide Areaの略でして、スーパーマンとは正反対の個性を持つ、いわばマラソンランナーですね。 マラソンランナー。あー、つまりスタミナがすごいと?まさにその通りです。 ええ、通信速度自体はもうはっきり言って画像も送れないくらいに遅い。へぇー。 でもその代わりですね、とんでもないスタミナを持っているんです。ちょっと待ってください。とんでもないスタミナって具体的にはどのくらいなんですか? 乾電池一個で数年。えっ!物によっては10年以上持つとまで言われています。 乾電池一個で数年も!ええ、しかも電波は数キロ先まで届くんです。 数キロ先まで。にわかには信じがたい技術ですね、それは。ええ。なるほど。 だからマンホールの下の水道メーターとか、人が簡単に行けない場所の検針に使えるわけですね。まさに。 そういった場所では通信速度よりも、何もしなくてもずっと確実にデータを送り続けること、これこそが何よりも重要なんです。 あー、そっか。まさにLPWAの独壇場ですね。そういうことか。 つまり速い5Gが偉いとか、省エネのLPWAが賢いとかそういう話ではなくて、完全に適材適所なんですね。 ええ。電源があって高画質な映像を送りたいなら5G、で、電池で長く動かして少しのデータだけ送りたいならLPWAと。そうです。 それもどちらが良いかっていう比較の話ですすらなのないのかもしれません。と言いますと? この二つが揃って初めて本当に意味のあるIoTの世界が完成するんです。5Gというスーパーマンと、LPWAというマラソンランナー。 彼らは競合相手ではなく、お互いの弱みを補い合う最強コンビと考えるべきですね。最強コンビですか。なるほどな。 ええ。今回はデバイスがどうやって通信するかに焦点を当てました。でも次にあたな考えてみると面白いのは、 これだけ簡単にあらゆる場所から情報を集められるようになったとき、私たちはどんな情報に新しい価値を見出すようになるのか、ということなんです。ほう。 身の回りのすべてが静かに語り始めた世界、一度想像してみてください。

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