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家電を賢くする組み込みシステムの正体

5分04秒 | IOT組込みFE

基本情報技術者試験の頻出テーマを解説した音声コンテンツです。

トランスクリプト(字幕テキスト)

外出先で、「あれ、家のエアコン消し忘れたかも」って、こう、急に不安になった経験ありませんか? ひと昔前なら、もう諦めるか、急いで家に帰るか、でしたよね。 でも今って、スマホ一つで、それを確認して、遠隔でオフにできたりする。 今回はですね、この魔法みたいな体験を裏で支えている、IoTの仕組みについて深く掘り下げていきたいと思います。 あなたの身の回りのモノたちが、どうやって賢くなってるのか、その心臓部を一緒に覗いていきましょう。 えー、その賢さの源は、実は私たちが普段あんまり意識しないところに隠れてるんですよ。 ほお。例えば、あなたの家にコンピューターって今何台くらいあると思いますか? コンピューターですか。えーと、まあパソコンと、あとはスマホが数台、くらいですかね? ですよね。普通はそう考えますよね。でも実は、炊飯器、エアコン、テレビ、 その一つ一つに、「組み込みシステム」っていう、まあ、専用の小さなコンピューターが入ってるんです。 組み込みシステム。なるほど。特定の仕事、例えば、ご飯を美味しく炊く、とか、 それだけを完璧にこなす、こう、スペシャリストってことですね。まさにその通りです。 実はこの組み込みシステム、今や世界に数千億個も存在していて、その数は、パソコンやスマホをはるかに凌駕するんです。 へえー、そんなに。ええ、私たちの生活インフラを、まさに縁の下の力持ちとして支えてる主役なんです。 で、このスペシャリストたちが、「インターネット」っていう通信網を手に入れた状態。それがIoTの正体なんです。 はあ、面白い。じゃあ、うちのスマートスピーカーもそのスペシャリストの一人ってわけか。でも、その組み込みシステムって、 どうやって外の世界を認識してるんでしょう。僕らがキーボードで教えるわけでもないし、エアコンに話しかけても、 暑いね、って返事もしてくれないじゃないですか。ええ、ええ、いい質問ですね。 その秘密を解く鍵が二つあって、それが「センサー」と「アクチュエーター」なんです。 センサーと、アクチュエーター。はい。よく人体に例えられるんですけど、 センサーは五感。つまり目とか耳、皮膚ですね。で、アクチュエーターは筋肉とか手足に当たります。 五感と筋肉。そうです。センサーと一言で言っても、まあ温度を測るサーミスタから、 動きを検知する加速度センサー、光を捉えるカメラのCMOSセンサーまで、本当に様々で。 ああ、色々あるんですね。ええ。どのセンサーを選ぶかで、そのIoTデバイスが何を感じ取れるか、 つまり五感が決まるわけですね。これが入力の部分です。なるほど。じゃあ、アクチュエーターは出力? その通りです。センサーが受け取った情報をもとに、中の組み込みシステムが「こう動け」と判断を下す。 うんうん。その命令を受けて実際に物理的な動きを生み出すのがアクチュエーター。 モーターがファンを回す、LEDが光る、スピーカーが音を出す。これ全部アクチュエーターの働きです。 ああ、なるほど。自動ドアがすごく分かりやすい例ですよ。人が近づくのをセンサーが見て、 モーターというアクチュエーターにドアを開けろと命令する。これ、すごくシンプルなIoTの原型なんです。 あ、そういうことか。じゃあ僕が毎朝「おはよう」ってスマートスピーカーに言うと、マイクっていうセンサーが僕の声を拾って、 ええ。で、中のシステムが音楽を流そうと判断して、スピーカーっていうアクチュエーターで音を出してる。 この一連の流れだったんですね。すごく腑に落ちました。ええ、その「入力、処理、出力」のサイクルが基本です。 で、IoTの面白さっていうのは、インターネットを介することで、このサイクルを遠隔地から動かしたり、 複数のデバイスで連携させたりできる点にあるわけですね。ということは、今回の話をまとめるとこうですね。 私たちの身の回りには、特定の仕事専門のコンピューター「組み込みシステム」が無数に隠れている。と。 それが情報を入力するセンサーと、命令を実行するアクチュエーターっていう手足を得て、 インターネットで繋がったのがIoTの世界。なんかセンサーが斥候で、システムが司令官、 アクチュエーターが実行部隊みたいなチームプレーですね。おおー、素晴らしいまとめです。 では最後に、その視点を持ってあなたに一つ問いを投げかけたいと思います。はい。 この、センサーで感知し、判断し、アクチュエーターで動かす、という基本構造を踏まえた上で、 あなたの身の回りで、まだインターネットに繋がっていないただのモノ。このうちどれがIoT化されると、 あなたの生活が最も豊かになると思いますか? ぜひ、次の「縁の下の力持ち」を探してみてください。

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