月10円で動くサーバーレスの魔法
4分56秒 | FaaSサーバーレス
基本情報技術者試験の頻出テーマを解説した音声コンテンツです。
トランスクリプト(字幕テキスト)
いや、前回のピザの例え、IaaS、PaaS、SaaSの違いがすごくスッキリしました。それは良かったです。 でも、あの後いただいた資料を見ていたら、また新しいキーワードが出てきまして。はいはい。サーバーレス。 これ、言葉通りだとサーバーがないってことじゃないですか。プログラムって一体どこで動いてるんだろうって。 今日はこのサーバーレス、特にFaaSっていうのが開発の常識をどう変えたのか、探っていきたいなと。 まず大事な誤解を解いておくと、サーバーレスと言っても物理的なサーバーが消滅したわけじゃないんです。 ポイントは開発者がサーバーの存在を一切気にしなくて良くなったということ。クラウド進化の究極の形ですね。 なるほど。じゃあ、あのピザの例えで考えると、PaaSはデリバリーピザでお店の厨房は気にしなくていい感じでしたよね。 FaaSは、もっと手軽にボタンを押したらピザが出てくる自動販売機みたいな感じですか。いい線いってますね。 もはや魔法みたいなもので、ピザが食べたいと思った瞬間、目の前に温かい一切れだけがふわっと現れるイメージです。 自販機だと機械自体はずっとそこにあって電気代もかかりますが、魔法なら必要な時にだけ現れて、用が済んだら消える。 専門的にはこれをイベント駆動、イベントドリブンと呼びます。何かが起きたら動くという、すごくシンプルな仕組みです。 玄関のセンサーライトのように、メール受信やボタン操作をトリガーにしてプログラムが動き出すわけです。 仕事が終わったら、プログラムは跡形もなくスッと消えます。だから待機中の維持コストを全く考えなくていい。 その維持コスト、お会計の話がここの一番の肝ですよ。ここがまあ、最大の革命かもしれないです。 昔はアクセスがなくてもサーバー代が月5000円かかり、厨房の火をずっとつけっぱなしにしているような状態でした。 待ち時間のコストが重かった。ですが、FaaSはプログラムが動いた数ミリ秒から数秒の間だけちょこっと課金されます。 この軽快なコスト体系のおかげで、例えば年に1回しか動かない災害情報システムなども現実的になったんです。 そんなに都合よく動くんですか。一瞬で起動するとなると、逆に遅くなったり落とし穴があったりは? 確かにコールドスタートという、最初の起動が少し遅れる現象はあります。鋭いですね。 なので、常に高速応答が求められるECサイトのメイン機能などには向いていない。まさに適材適所です。 ところで、この使った分だけ支払う仕組み、僕も普段使っているGoogle Apps Script、GASの正体なんですね。 あのGASの数行のコードがそんな仕組みで動いていたとは。コストを劇的に抑えられるFaaSはクラウドの最終形態です。 あなたが普段書いているGASは、実は世界最先端のインフラ技術を使っているということなんです。 それはすごい。なんだか自分が書くコードにちょっと自信が持てそうですね。 最後に考えてみてください。このシンプルな仕組みを使って、あなたの日常で自動化できることは何がありますか?
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