ローディングの不安を期待に変えるUXデザイン
4分46秒 | WEBUIUX
基本情報技術者試験の頻出テーマを解説した音声コンテンツです。
トランスクリプト(字幕テキスト)
ウェブサイトやアプリで、真っ白な画面をじっと見つめる時間ありますよね。 ありますね。 思わず低い声で、「あれ?」とか「遅いな」ってつぶやいちゃう。 少しイライラするような不安な気持ち、これ誰もが経験あると思います。 わかります。 ちょっとした空白の時間がすごく長く感じますよね。 そうなんです。 今回のテーマがまさにそこなんです。 いただいた資料にあったこの一文が、全てを物語っているなと思いました。 待たせない工夫。ローディング状態でUXを劇的に向上させる。 はい。 この不安をどうすれば期待に変えられるのか、そのヒントを今日は探っていきたいなと。 ここでおもしろいのが、その「待たせない」という言葉ですよね。 これ単にスピードを早くするっていう技術的な話だけじゃないということなんですよ。 ほう。 技術的な話だけじゃない。 ええ。 つまりユーザーが待っていると感じるその時間、そのものに注目して体験の質、いわゆるUXを良くしていこうという、そういう取り組みなんです。 なるほど。 では具体的にどうやってその不安な待ち時間を心地よいものに変えるんでしょう? ここからが本題ですよね。 そうですね。 資料の後半のトーンにあった「お、来るぞ」というワクワク感。これこそが目指すゴールかなと。 まさにその通りです。 鍵はですね、ユーザーに今何が起きているかをちゃんと伝えること、そして見通しを持たせることなんです。 情報を与える。 ええ。 真っ白な画面が不安なのって、要は情報が何もない、放置された状態だからなんですよね。 確かに何が起きているか全くわからないですもんね。 そうなんです。 この工夫という部分が重要でして、例えば進捗を可視化したり、何かちょっと楽しいものを見せたりすることで、ただの待ち時間がポジティブな準備時間に変わるわけです。 なるほど。 ああ。それで言うとスケルトンスクリーンってやつですね。 はいはい。 真っ白な画面の代わりに、これから表示されるコンテンツの骨格みたいなグレーのボックスが先に出るやつ? そうです、そうです。 あれは、あると真っ白な画面で「あれ?」って不安になるのとは全然違って、「お、来るぞ」って期待できますよね。 まさに不安が期待に変わる瞬間ですね。 あれは、何がどこに表示されるかっていうその予測可能性を与えることで、ユーザーに安心感と、ある種のコントロール感を与えているんです。 なるほど、予測可能性ですか? ええ。 一方で、例えばゲームのローディング画面で見るような面白いキャラクターのアニメーションとかは、また別のアプローチで。 ありますね。 あれは待つという意識から注意をそらして、楽しませることで時間を忘れさせようという、気晴らしの戦略なんですね。 はあ。安心させるか、楽しませるか。目的によって全然違うんですね。 でもここで一つ疑問なんですけど。 はい。こういうテクニックって、言ってしまえば根本的に遅いシステムをごまかすための絆創膏みたいになっちゃう危険性ってないんですかね? それは非常に重要な指摘です。 実際に、ある記事ではその倫理的な側面についてかなり警鐘を鳴らしていました。 やっぱりそうですか。 ええ。優れたUXデザインは、ユーザーのストレスを軽くする一方で、サービスの根本的な技術的欠陥を覆い隠してしまう可能性がある、と。 うん。 例えば、99%でずっと止まるプログレスバー。 うわあ、ありますね。あれは最悪だ。 ですよね。あれはもう安心させるどころか、かえってユーザーの不信感とか怒りを増幅させちゃいますから。 確かに、あの99%地獄は真っ白な画面より質が悪いかもしれない。 ええ。 ということは、ただ待たせ方を変えるだけじゃなくて、ユーザーに対して誠実であるということが大前提にあるということですね。 進捗を見せるならそれが嘘であってはいけないと。 おっしゃる通りです。 今回の探求で見えてきたのは、単なるテクニック論じゃなくて、ユーザーの心理をどう理解して退屈や不安を価値ある時間に変えるかという、より本質的な問いかけなんです。 なるほど。 そしてそれは透明性とか誠実さの上に成り立っていないといけないということですね。 空白の時間をデザインするということか。 ただ待たされるんじゃなくて、何かが正直に進んでいると理解できるだけで、気持ちは不安から期待へと変わっていく。 これウェブサイトだけの話にとどまらない、すごく深いテーマですね。 そうですね。 では最後にリスナーのあなたに問いかけてみたいのですが。 はい。 あなたの日常で、ただなんとなくやり過ごしている待ち時間ってありませんか? もしその時間をデザインできるとしたら、どんな誠実な工夫でその体験を劇的に向上させられるでしょうか?
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