サーバを守るリバースプロキシ
5分37秒 | NWセキュリティFE
基本情報技術者試験の頻出テーマを解説した動画コンテンツです。
トランスクリプト(字幕テキスト)
さて今回はですね、僕たちのインターネットを陰で支えるめちゃくちゃ重要な技術、リバースプロキシについて解説していきます。 ウェブサイトの安定とかセキュリティにもう絶対欠かせないこの縁の下の力持ちが一体どんな仕組みなのか、一緒に見ていきましょう。 と、その前に、皆さん「プロキシサーバ」って覚えてますか?これ、何をするものだったか。 これをちょっと思い出しておくと、今日お話しする「リバース」、つまり「逆」っていう意味がすんなり入ってくると思います。 そうそう、プロキシサーバっていうのは、ユーザーの身代わりでしたよね。僕たちの代わりに、インターネットに買い物に行ってくれるマネージャーみたいな存在。 僕たちが直接お店に行く代わりに、このマネージャーが行ってくれる、そんな感じでした。 じゃあですよ、ここからが本題。この関係をもし逆にしたらどうなると思います? ユーザーの身代わりじゃなくて、その逆です。 はい、もうこれが全てです。プロキシがユーザーの身代わりだったのに対して、リバースプロキシはサーバの身代わりになるんです。 いやー役割がね、もう真逆。だからリバースって呼ばれてるわけなんですね。 これどういうことかって言うと、僕たちが普段ウェブサイトを見てる時、実はそのサイトの本当のサーバと直接お話ししてるわけじゃないんですよ。 まず最初に話してる相手っていうのは、このサーバの身代わり、つまりリバースプロキシなんです。 この関係、すごく分かりやすい例えがあるんですよ。それが高級ホテルのコンシェルジュ。ちょっとこれをイメージしてみてください。 このホテルでは、僕たちユーザーがお客さん。で、大事な情報があるウェブサーバが、まあ言ってみれば、プライベートな客室ですね。 そしてリバースプロキシがそのフロントデスクにいるコンシェルジュなんです。 お客さんがいきなり客室のドアを叩くんじゃなくて、まずはコンシェルジュが全部の要望を聞いて、うまく案内してくれる。うん、そんなイメージです。 じゃあこの超優秀なコンシェルジュ、サーバのために具体的にどんな仕事をしてくれるんでしょうか。ただの受付係じゃないんですよね、これが。 その大事な仕事を大きく分けると、3つあるんです。 それがこちら。セキュリティの確保、そして負荷分散、最後に処理の高速化ですね。 いやもうこの3つが、今のインターネットを支える上でめちゃくちゃ重要なんです。じゃあ1つずつこのコンシェルジュがどうやって活躍しているのか、見ていきましょう。 はい、まず1つ目の仕事はセキュリティ。まさにサーバを守る盾、そのものですね。 どういうことかと言うと、リバースプロキシがインターネットに対して、「はい、サーバは私です」って顔をしてくれるんです。 そうすると、本物のサーバの住所、つまりIPアドレスを完全に隠すことができる。 住所がバレなきゃ悪い人たちも直接攻撃ってできないじゃないですか。だからすごく安全になるわけです。 さあ、2つ目の仕事。これが負荷分散、いわゆるロードバランシングですね。これはもう優秀な交通整理員みたいなものです。 例えば、超人気アーティストのライブチケットが発売になった瞬間、どうなります?もう何万、何十万っていうアクセスが一気に押し寄せますよね。 もしリバースプロキシがいなかったら、サーバなんて一瞬でパンクしちゃいます。 でも、この交通整理員がいると、その殺到したアクセスを裏で待機してる複数のサーバに「はい、あなたはこっち、あなたはあっち」って賢く振り分けてくれるんです。 だから1台だけに負担が集中するのを防いで、サイトがダウンすることなく安定して動き続けられるってわけなんですね。 そして最後、3つ目の仕事が高速化です。このコンシェルジュ、実はものすごく仕事ができるアシスタントでもあるんですよ。 具体的に何をやるかって言うと、ちょっと面倒で何回もやるような作業を代わりにやってくれるんです。 例えばよく見られる画像を記憶しておいて、次からパッと表示するキャッシングとか。 あとは通信を安全にするための暗号化って結構重い処理なんですけど、そのSSLオフロードとかですね。こういうのをリバースプロキシが全部引き受けてくれると。 メインのサーバは、もっと頭を使う本来やるべき仕事、例えば複雑な計算とかデータ処理とか、そういう本当に大事なタスクだけに集中できるんです。 うまいこと役割分担するから、システム全体の動きがもう劇的に早くなるわけですね。 ここまで見てくると、面白いですよね。僕たちユーザーから見ればウェブサイトってたった1つの窓口にしか見えないじゃないですか。 すごくシンプルで当たり前のようにサクサク動いてる。 でもその裏側では、あのコンシェルジュ、リバースプロキシが率いる目には見えないチームが 僕たちの快適で安全な体験をガッチリ支えてくれてるってことなんです。 はい、では今日のポイントをサクッとおさらいしましょう。まずリバースプロキシはサーバの身代わりであり、優秀なコンシェルジュでした。 その仕事は、まずサーバの居場所を隠してセキュリティを固める。次に、殺到するアクセスを捌いて負荷分散する。 そして、面倒な作業を引き受けて高速化する。この全部が、僕たちが当たり前のようにインターネットを使えるその土台になってるんですね。 だから今度、皆さんが何かウェブサイトを開く時、その画面がパッと表示される裏側で、 あのコンシェルジュがどんな風に働いてるのかなって、ちょっとだけ想像してみると面白いかもしれません。 見えないところでたくさんの技術がちゃんとあなたを支えてくれてるんですよ。
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