← メディア一覧

インターネットの電話帳:DNSの旅

5分17秒 | NW基礎FE

基本情報技術者試験の頻出テーマを解説した動画コンテンツです。

トランスクリプト(字幕テキスト)

皆さん、キーボードでウェブサイトのアドレスを打ち込んでエンターキーを押しますよね。 まあ当たり前の操作なんですけど、その裏側で一体何が起こっているか考えたことはありますか? 今回はですね、そのインターネットのスムーズな動きを支えている目に見えない旅路を解き明かしていきましょう。 えーその旅の出発点は、ある素朴な疑問からなんです。 そっ、これなんですよ。ここにすごく根本的な疑問がありますよね。僕たち人間はweb-society.comみたいに分かりやすい名前を使います。 でもコンピューターが本当に理解できるのって192.0.2.1みたいな、ただの数字の羅列。つまりIPアドレスだけなんです。 この人間が使う言葉とコンピューターが使う数字の間にある深い溝、一体どうやって渡っているんでしょうか。 その答えがこれ。DNS、ドメインネームシステムです。 まあ簡単に言うと、DNSっていうのは僕たちが使うドメイン名を、コンピューターがちゃんとわかるIPアドレスに翻訳してくれる。 まさにインターネットの世界の超優秀な通訳みたいなものなんですね。 これうまいこと言いますよね。いわば「インターネット専用の電話帳」ですね。 まさにその通りなんです。友達の名前を見て電話番号を探すみたいに、 DNSはウェブサイトの名前からその住所であるIPアドレスをもう一瞬で探し出してくれるんです。 このシンプルな例えがあの複雑なインターネットを支えてるってわけです。 ただ、ここで一つだけ勘違いしちゃいけないのが、この電話帳、世界中のサイト情報が全部詰まったたった一冊の巨大な本じゃないんです。 もしそうだったら、もう大変ですよ。世界中から問い合わせが殺到して、サーバーは一瞬でパンク、燃え尽きちゃうでしょうね。 じゃあどうやって探すのか。このIPアドレスを探し出すプロセス。これを専門用語で「名前解決」と言います。 それは巨大な電話帳をこうパラパラっとめくって目的の番号を探す作業のようでもありますが、その実体はもっとこうダイナミックなんです。 そう、まさに「超巨大なバケツリレー」というのがぴったりなんですよね。このバケツリレーの壮大な旅が、まさにこれです。 まず、あなたのリクエストは一番身近なサーバーに届きます。でも彼が「うーん知らないな」となると、 今度はこのピラミッドの一番てっぺんにいるルートサーバーにお伺いを立てるわけです。 するとルートサーバーは、「いや僕も知らないけど .com のことなら、あっちの専門家に聞いて」と指示を出す。 で、今度は .com サーバーが「web-society.com なら、あそこの専属サーバーが詳しいよ」って。 まるで伝言ゲームみたいにリクエストがたらい回しにされていって、ついに答えを知るサーバーにたどり着くんです。 そしてこの長かった旅の果てに、最終目的地のサーバーが、「はいどうぞ」って教えてくれるのが、この数字の羅列。 web-society.com の本当の住所、IPアドレスなんです。この宝の地図を手に入れて、 ようやくあなたのブラウザは目的のウェブサイトを表示できる。っていうわけですね。でも、ちょっと考えてみてください。 この壮大なたらい回し、毎回毎回律儀にやってたら、ウェブサイトが表示されるまで、すごい時間かかっちゃいそうじゃないですか。 まさかサイトを開くたびに、いっつもこの長い旅を繰り返してるんでしょうか。いやいや、もちろんそんな非効率なことはしません。 そこで登場するのが、「キャッシュ」というとっても賢い仕組みです。一度苦労して見つけ出した答え、つまりIPアドレスを、 サーバーは忘れないようにメモしとこうって一時的に記憶をしておくんです。これがキャッシュ。 よくかける電話番号をスピードダイアルに登録しておくのと全く同じことですね。このスライドを見れば、その違いは一目瞭然です。 左側。これが初めて訪れるサイトの、あの長い長いバケツリレーの旅。で、右側を見てください。 これがキャッシュのおかげで実現する、再訪問の時の、もう瞬間移動みたいなもんですよ。 身近なサーバーが記憶から答えをパッと返してくれるからこそ、僕たちは普段ストレスなく、快適にネットサーフィンを楽しめるわけなんです。 さて、ここまでの旅をちょっとまとめてみましょうか。重要なポイントは四つです。まず、DNSはインターネットの電話帳だということ。 次に、それは一箇所にまとまってるんじゃなくて、世界中に散らばったバケツリレーで動いてること。 そしてこのプロセスを「名前解決」と呼ぶこと。最後に、このシステム全体を爆速にしてるのが、 キャッシュっていう賢い記憶装置だということ。この四つを覚えておけば、あなたももうDNSマスターです。

このコンテンツは Web society で視聴・学習できます。