インターネットの代理人:プロキシの仕組み
5分36秒 | NWセキュリティFE
基本情報技術者試験の頻出テーマを解説した動画コンテンツです。
トランスクリプト(字幕テキスト)
こんにちは。プロキシサーバーって言葉、聞いたことありますよね。実はもしかしたら、あなたが今これを見ている その会社のネットワークでも、この代理人が人知れず大活躍してるかもしれないんですよ。 今日はそんな縁の下の力持ち、プロキシの仕組みとその秘密に、ぐぐっと迫っていきましょう。さて、いきなりですけど ちょっと考えてみてください。インターネットに繋ぐのに、わざわざ代理人を間に挟むって、一体どんなメリットがあるんでしょう? なんだか、一手間増えて遠回りな感じしませんか?まずは言葉の意味から見ていきましょうか。 プロキシ、これって英語で「代理」とか「身代わり」って意味なんですよね。そのまんまです。つまり、あなたの代わりに インターネットとやり取りをしてくれる、まあ、そういう頼れる存在ってことなんです。ただの中間業者って思うと、ちょっとイメージが違うんですよ。 どっちかっていうと、あなたのデータを守って、しかも仕事も早くしてくれる、もう超有能なパーソナルマネージャーみたいな感じ。 こう考えるとプロキシのすごさがグッとわかりやすくなると思います。じゃあ、その有能マネージャーさん、一体どんな仕事をしてくれるんでしょうか? まず1つ目の役割がこれです。匿名性とセキュリティ。そう、あなたのボディガード兼門番ですね。 普段僕たちがインターネットを使う時って、自分のパソコンから直接ウェブサイトにアクセスしますよね。これ実は、 自分のインターネット上の住所、つまりIPアドレスっていうものが、相手のサイトに丸見えの状態なんです。ところが、 ここにプロキシサーバーが入ると話はガラッと変わります。まず、あなたのパソコンはプロキシにだけ接続する。 で、そのプロキシがあなたに代わってウェブサイトにアクセスしてくれるんです。ウェブサイトから見たら、アクセスしてきたのはプロキシであって、あなたじゃない。 これであなたの身元が隠せるっていう仕組みなんですね。これ例えるなら、そうですね、有名人が自分で買い物に行かないで マネージャーにお願いするのとそっくりです。お店の人はマネージャーがお客さんだと思って対応しますから、 その買い物が誰のためかなんて知らないですよね。それと全く同じで、ウェブサイトから見たら、通信相手はプロキシ。 あなたの正体は完全に隠されたまま、というわけなんです。つまり、このセキュリティの役割をまとめると、ポイントは2つですね。 1つは、さっき言ったみたいに、あなたのIPアドレスを隠してくれる匿名性。そしてもう1つ大事なのが、門番みたいに 通信の中身をチェックして、「このサイトは危ないですよ」ってアクセスを防いでくれるフィルタリング機能、これも担ってくれることがあるんです。 さあ、この有能マネージャー、仕事はセキュリティだけじゃないんです。もう1つのすっごく重要な仕事があります。 それが役割その2、スピードアップとキャッシングです。今度は、超効率的なアシスタントとしての顔を見せてくれますよ。 ここで出てくるキーワードがこの「キャッシュ」。これ何かっていうと、一度見たウェブサイトのデータなんかを、 プロキシが「これまたすぐ使うかもな」って、自分のところに一時的にコピーして保存しておく、まあ言わば短期記憶みたいな機能なんです。 このキャッシュがどう働くかというと、こんな感じです。まずAさんが「このページ見たい」ってリクエストしますよね。 プロキシは「はいはい」って感じで、インターネットからデータを取ってきてAさんに渡す。で、その時に、 こっそり自分の手元にそのデータのコピーを置いておくんですよ。で、次に、今度はBさんが「あ、僕も同じページ見たい」って言って来たら、 どうなるか。プロキシはもうわざわざ遠いインターネットまで取りに行かないんです。「あ、それならここにあるよ」って手元のコピーをパッと渡してくれる。 これだけ。その結果どうなるか、もう全然違うんですよ。1回目、初めてアクセスする時と比べて、 キャッシュが効いた2回目以降のアクセスは、もう劇的に高速化します。これってただ単に表示が早くなって嬉しいだけじゃなくて、 インターネットの回線全体の負担も軽くしてくれるっていう、めちゃくちゃ賢い仕組みなんですね。さて、ここまでを振り返ってみましょうか。 プロキシサーバーっていうのは、セキュリティもやってくれるし、スピードアップもしてくれる、もう1人で何役もこなす、 まさにスーパーエージェントって感じですよね。こうして直接接続とプロキシ接続を並べてみると、もう違いははっきりしてますよね。 直接だと身元はバレちゃうし、データも毎回わざわざ取りに行かないといけない。でもプロキシを使えば、 身元はしっかり隠してくれるし、よく使うデータは近くからさっと出してくれる。快適さと安全性が、もうレベルが違うってわけです。 はい、というわけで、今日の超重要ポイントをもう一回おさらいしますよ。まずプロキシサーバーは、あなたの代理サーバー。 代わりに通信してくれます。次にセキュリティ。IPアドレスを隠して、フィルタリングもしてくれる。そして最後にスピード。 キャッシュっていう仕組みでアクセスをめちゃくちゃ早くしてくれる。この3つ、ぜひ覚えて帰ってください。つまり、まとめて言うと、 プロキシはあなたのボディーガードであり、超有能な秘書であり、そして記憶力抜群の記録係でもある。 まさに、1人で何役もこなしてくれる、本当に頼りになるパーソナルマネージャー、そういう存在なんですね。 最後にちょっと想像してみてください。あなたが毎日使っている会社のネットワークとか、学校のネットワーク。 実はそこでも目には見えないけれど、あなたの通信を守って、そして早くするために、この代理人が静かに、でも確実に、働いてくれてるのかもしれないですね。
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