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インターネットの診断役:ICMPとping

5分43秒 | NW基礎FE

基本情報技術者試験の頻出テーマを解説した動画コンテンツです。

トランスクリプト(字幕テキスト)

どうも。いや、インターネットが急につながらなくなると本当に困りますよね。そんな時、専門家がまず最初にカタカタって打ち込む魔法のコマンドご存知ですか? 今回はですね、そのシンプルな一行がどうやってこの巨大なネットワークの健康状態を診断しているのか、その裏側にあるとっても大事な仕組みについて紐解いていきたいと思います。早速見ていきましょう。 さあ、まさにこのシチュエーションです。ウェブサイトが開けない、メールも送れない。うわぁってなりますよね。そんな時、技術者の人が黒い画面に向かって何かを打ち込んでるのを見たことありませんか? 彼らは一体一番最初に何を確かめようとしてるんでしょうか。その答えこそが今回の主役なんです。 はい、これです。見たことあるって方もいるかもしれませんね。ping 8.8.8.8。これがネットワークの世界におけるまず最初の一手であり、最も基本となる診断ツールなんです。 なんだか暗号みたいに見えますけど、実はこれ、インターネットに対してすっごくシンプルな問いかけをしてるだけなんですよ。 じゃあ、そのpingコマンドの仕組みってどんなものなのか。これがですね、実はすごくシンプルで、デジタルの「やまびこ」って考えると、めちゃくちゃわかりやすいんです。 山に向かって「ヤッホー!」って叫んだら、声が返ってくるあの感じ。pingはまさにあのやり取りをインターネットの世界でやってるんですね。 まさにこのまんまです。自分のパソコンが指定した相手、例えばこの8.8.8.8っていう住所のサーバーに向かって、「おーい、そっち元気ー?」って声をかける。 そうすると、相手から「おーい、こっちは元気だぞー」って返事が返ってくる。この驚くほど単純なコミュニケーションこそがpingの正体ってわけなんです。 この声かけと返事、専門的な言葉で言うと「エコー要求」と「エコー応答」って呼びます。まず自分のパソコンから「エコー要求」っていう小さなデータのパケットを送る。 で、相手のサーバーはそれを受け取ったら、すぐさま「エコー応答」っていうパケットを返してくれる。たったこの2ステップが基本です。シンプルですよね。 で、大事なのはこのやまびこから何がわかるのかっていうことですね。まず、応答が返ってくるまでの時間。これが早ければ通信はスムーズ。 もし遅いと、ネットワークが混んでるのかなとか、物理的にすごく遠いのかななんてことがわかります。 そして、もし応答が全然返ってこなかったら、それはもう自分と相手の間の道のりのどこかで接続がプツッと切れちゃってるっていう証拠になるわけです。 さてさて、ここまでpingっていうやまびこの話をしてきましたけど、じゃあ、このヤッホーの声を運んで返事を届けてくれる目に見えないメッセンジャーがいるはずですよね。 それこそが今回のもう一人の主役、ICMPなんです。 ICMP、正式にはインターネット・コントロール・メッセージ・プロトコルっていう、ちょっと長い名前です。まあその名の通り、インターネットの制御メッセージを専門に扱う特別なプロトコルなんですね。 僕らが普段見るウェブサイトのデータなんかを運ぶんじゃなくて、ネットワーク自体がちゃんと動いてるかを確認したり、問題が起きたことを知らせたりするための、いわばインターネットのお医者さんみたいな存在なんです。 この役割の違い、道路で例えるとすごくわかりやすいかもしれません。皆さんが普段ウェブサイトを見る時に使うHTTPは、たくさんの荷物、つまりデータを運ぶ大きなトラックだとします。 それに対して、ICMPはそのトラックが安全に走れるように道路状況をチェックして回るパトロールカーみたいな感じ。荷物を運ぶのが目的じゃなくて、通信の道そのものを見守ってるんですね。 じゃあ、このICMPはインターネットのどのあたりで働いているのか。それがこの「ネットワーク層」、別名「レイヤー3」と呼ばれる場所です。 ここはインターネット上の住所であるIPアドレスを扱う、まさに通信の心臓部。ICMPはこの大事な場所でIPとタッグを組んで、データが道に迷わないようにサポートしてるんです。 ちなみに、ICMPの仕事ってpingだけじゃないんですよ。例えば、送ったデータが目的地に着く前に時間切れになっちゃったら、「ごめん、パケットの寿命が尽きちゃったよ」って知らせてくれたり。 「指定された宛先見つかりません」みたいなエラーを教えてくれたり。ネットワークで何かトラブルが起きた時にその原因を突き止めてくれる名探偵でもあるんです。 それでは、ここまでの話を一度整理して、今日のポイントを振り返ってみましょう。インターネットを陰から支えてくれている、この賢い仕組みについてです。 はい、今日の重要なポイントは大きく3つです。まず1つ目、ICMPはネットワークのエラーとか状態を知らせる、診断役のプロトコルであること。 2つ目、pingはそのICMPの機能を使った便利な道具で、接続を確認できるということ。 そして3つ目、これらはIPアドレスと同じネットワーク層で動いているということ。この関係性が頭に入っているだけで、次にネットがつながらなくなった時も、ちょっと冷静に見られるようになるかもしれませんね。 最後に、ちょっとこんなことを考えてみてください。pingっていうたった一つのコマンドが、このとてつもなく広大なグローバルインターネットの根っこを支える診断ツールとして機能している。 この巨大で複雑なシステムの中で、僕たちが一番気をつけなきゃいけない、一番壊れやすい部分って、一体どこなんでしょうかね。今回の話はここまでです。

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